世界の気候とその生活【雨温図の見分け方も】
みなさんこんにちは、いーしーです。
今回は、世界の気候の特徴とその生活についてまとめてみました!
熱帯
赤道を中心に広がっている気候帯で、とにかく暑くて雨が多いです。
スコールという一時的な強い風を伴う大粒の雨が毎日のように降ります。
- 衣▷汗を吸いやすく、風通しの良い服
- 食▷キャッサバやタロ芋などの芋類・米
- 住▷柱や壁に木材を使い、屋根は葉っぱを重ねている。床は高床で、家に熱気や湿気がこもらないようにしている
熱帯雨林気候
1年中気温が高くて雨も多いためムシムシしています。
熱帯林という木々が茂っていて、これの上位互換がいわゆるジャングルです。
サバナ気候
熱帯雨林気候と同じく1年中気温は高いですが、雨季と乾季がはっきりしているという特徴があります。
サバナという背の高い草が生え、その間にまばらに樹木が生えています。
- 降水量が1年中多い▶熱帯雨林気候
- 降水量は多いが、降らない時季もある▶サバナ気候
乾燥帯
主に中緯度の内陸部に広がっていて、雨がほとんど降りません。
砂漠気候
1年中雨が全くと言って良いほど降りません。
また、この地域にはその名の通り砂漠が広がっています。
ステップ気候
砂漠気候とは少し違って、ほんの少しだけ雨が降ります。
背の低い草が生えているステップという草原が広がっていて、遊牧などが行われています。
- 1年中ほぼ雨が降らない▶砂漠気候
- 1年の内でちょっとだけ雨の降る時がある▶ステップ気候
温帯
主に中緯度の沿岸部に広がっていて、四季の変化がはっきりしています。
温暖湿潤気候
夏と冬の気温差が大きく、1年を通して雨が比較的多めです。日本もこれに属していて、東京では夏が暑くて雨が多く、冬は雨があまり降りません。
地中海性気候
夏は暑くて乾燥していて、冬は雨が多いです。
夏の乾燥を活かしてオリーブやオレンジ、ブドウなどの作物が栽培されています。
西岸海洋性気候
降水量が1年を通してほぼ変化しません。また偏西風や暖流の影響で、気温の差も小さくなっています。
- 夏に暑くて降水量が多い▶温暖湿潤気候
- 夏は暑いが降水量が少ない▶地中海性気候
- 1年中降水量がほとんど変わらない▶西岸海洋性気候
亜寒帯(冷帯)
北半球の高緯度に分布しています。冬はとてつもなく寒いですが、夏はそこそこ暖かくなります。
まだ植物はギリギリ育つ気温のため、クリスマスツリーで知られるモミの木などの針葉樹の森(タイガ)が広がっています。
- 衣▷毛皮のコートや帽子を身につけるが、屋内では暖房が効いているので薄着
- 食▷夏に栽培した野菜の保存食や魚、肉や乳製品
- 住▷建物の熱で永久凍土が溶けて建物が傾くのを防ぐため、高床式。窓や壁は分厚く、暖房は温水を使っている
- 冬は0℃を下回るが、夏は10~20℃くらいまで気温が上がる▶亜寒帯
寒帯
北極や南極の周辺に広がる気候帯で、1年中寒さが厳しく、夏でも暖かくなりません。
ツンドラ気候
言わずもがな冬は寒いですが、夏は気温が0℃を少し超えます。
この0℃を超える夏の間だけ苔が生えるツンドラという草原が広がっています。寒さの厳しい冬には枯れますが、トナカイの餌になっているそうです。
氷雪気候
冬も夏も爆発的に寒く、気温が0℃を上回りません。
またツンドラ気候と違って1年中氷と雪に覆われているため、植物も育ちません。
- 冬は−20℃くらいまで気温が下がるが、夏は0℃を少し超える▶ツンドラ気候
- 1年中0℃を超えることがない▶氷雪気候
高山気候
標高の高い山の上などに見られる気候です。年間の気温の変化は小さいですが、昼と夜の気温差が大きくなっています。
- 衣▷寒さと紫外線を防ぐため、アルパカの毛で作った服や帽子を身につける
- 食▷標高が低い順にとうもろこし・じゃがいも。それより高い農業ができないところでは、リャマやアルパカの放牧
- 住▷壁は石や日干しレンガ、屋根は瓦
おわりに
今回は世界の気候と生活についてまとめてみました。雨温図の見分け方もこれで完璧だと思います!
やはり気候が違うと生活もガラッと変わりますね。
それでは最後まで読んでくださった皆さん、ありがとうございました!